「あ、死んだ」と思った被災体験
次の日のバンコクは、普通の日常が広がっていたよ。多分タイのバンコクでも(被害は)場所によりけりかな。受けた被害は場所によって全然違うと思う。うちの店はビルの1階だったから被害はなかった。
ただ俺自身はコンドミニアムの15階にいたから震度3どころの話じゃなかったね。(揺れを感じて)「あ、死んだ」と思ったからね。だから場所によって被害の温度差はすごくあると思う。
(高層マンションでの被災だったから)揺れはすごかったし、みんな避難したからね。もうその状況は映画みたいだったよ。廊下ではみんな逃げろと騒いでいて、非常階段を駆け下りたからね。中には下着で逃げる人もいたし、一生懸命タオルで身体を隠しながら逃げている人もいたよ。
(帰宅困難者は)俺の知り合いにはいなかったけど、知り合いの知り合いがSNSで「あの人はまだ家に帰れていない」といった投稿が沢山あった。俺が住んでいるコンドミニアムは(倒壊などの危険性がないと)報告がきている。
(地震から)1時間後くらいに部屋に戻れたから、俺は部屋で店に行く準備をしていたけど、そのときもサイレンが鳴ってまた非常階段を駆け下りる羽目には遭ったけどね(苦笑)。
ただネットに出回っているようなビルに亀裂が入ったという被害は俺がいるフロアでは見かけなかったね。そういう報告も入っていない。
恐らく日本人が一番見知った被害は、(建設中の)ビル倒壊だと思う。あそこは俺がよく買い物に行くところだからビル自体はよく見ていたので、「そうやって崩れちゃうの?」と驚いたよ。
あれが(AI生成などの)フェイク動画だったらと思ったけど、うちの従業員から話を聞いているとフェイクじゃなさそうだなと。
(ミャンマー人従業員の反応は)地震初日がすごかった。でもいまはそんなに地震の話はしないかな。ミャンマー(震源の地震)でも場所によって被害が違うらしいからね。第二の都市(マンダレー)は震源が近いから被害がすごかったと聞いているけどね。