オランダの名門フェイエノールトでゴールを量産している日本代表FW上田綺世。
加入3年目となった今シーズンは、同胞である渡辺剛がチームに加わったこともあり、好調を続けている。
開幕9試合で11ゴールを記録しており、26日の第10節PSV戦でも活躍が期待された。だが、昨季王者相手にゴールは奪えず、チームも2-3で敗れて、今季初黒星を喫した。
そうしたなか、元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステンは、『Ziggo Sport』で、上田についてこう話していたそう。
「上田は11得点しているが、そのうち5、6本は楽な形だった。昨日はあまり危険な存在に見えなかった。
上田はいい子だし、いいチームメイトでもあるが、リーグ得点王なら、こういう重要な試合で実力を証明しなければいけない。上田は優しすぎる。もっと嫌なやつになるべきだ」
上田は、性格的に怒らないタイプと自認しており、あまり感情が表に出ない。
稀代の点取り屋だったファン・バステンからすると、相手選手がもっと嫌がる存在になる必要があると説いていたようだ。また、同席したルート・フリットも「エゴイスト(になるべき)」と語っていたそう。
60歳のファン・バステンは、かつてアヤックスとミランで活躍した世界的レジェンド。1992年にはバロンドールを受賞するなど世界最高のストライカーに君臨したが、怪我のために若くして引退を余儀なくされた。
63歳のフリットも、同じく元オランダ代表で、フェイエノールトやPSV、ミラン、チェルシーなどでプレーしたレジェンド。監督としてフェイエノールトを指揮したこともある。