日本代表でエース番号の10番を背負ってきた堂安律。
昨シーズン、ドイツ1部フライブルクで10ゴールを記録した27歳のレフティは、この夏に2100万ユーロ(約36億円)ほどの移籍金でフランクフルトに引き抜かれた。
新天地ではここまで13試合で4ゴール4アシストをマーク。
ただ、堂安は、28日に行われた強豪ドルトムントとのDFBポカール(ドイツカップ)2回戦で痛恨のPK失敗をしてしまった。
59,300人が駆けつけた一戦はホームのフランクフルトが開始7分で先制。だが、後半にドルトムントが追いつくと、1-1のスコアでPK戦に突入。
先発からピッチに立ち続けた堂安は、2人目のキッカーを担当したが、右上を狙ったシュートはまさかの枠外へ外れてしまった。
堂安は思わず顔を覆って茫然となり、チームメイトは彼を慰めるも、2人がPKを失敗したフランクフルトは、敗退が決定。
それでも、クラブ公式によれば、ディーノ・トップメラー監督もスポーツディレクターもCEOも、選手たちのパフォーマンスは素晴らしかったと語っていたそう。
また、キャプテンのロビン・コッホは「すごく悔しい。選手たちはロッカールームで落ち込んでいる。僕らは素晴らしい試合をした。ピッチ上とスタンドの誰もが勝利を望んでいた。PK戦には常に運が絡む。残念ながら(運は)僕らに味方してくれなかった」と述べていた。
そして、ドルトムントのニコ・コヴァチ監督も「フランクフルトは素晴らしいプレーをした、彼らを祝福する。最近見たなかで最高のプレーのひとつだった、フランクフルトは素晴らしいパフォーマンスを見せた」と労っていた。
フランクフルトは11月1日にハイデンハイムとのリーグ戦、4日にはナポリとのUEFAチャンピオンズリーグが控えている。