この夏にスイスのグラスホッパーからフランス1部ル・アーヴルにフリー移籍した日本代表DF瀬古歩夢。

25歳の瀬古は、セレッソ大阪出身のディフェンダー。186cmの長身ながら、足元も巧みで、守備的MFとしてもプレーできる選手だ。

ル・アーヴルでは開幕戦でセンターバックとして起用されたが、それ以降は守備的MFに固定されている。

26日に行われたリーグアン第9節オセール戦でも守備的MFで起用され、1-0の勝利に貢献。仏紙『L'Équipe』が、週間ベストイレブンに選出するほどの活躍ぶりだった。

そうしたなか、ル・アーヴルの地元紙『Paris Normandie』はこう伝えていた。

「瀬古のおかげで、ル・アーヴルは適切なバランスを見つけ出しつつある。

リーグ開幕以来、最も安定した活躍を見せているこの日本人は、当初は想定されていなかった中盤のバランサー役として地位を確立した。チームは29日のブレスト戦でも、彼の地道な働きを再び必要とするだろう」

昨シーズンのル・アーヴルは、18チーム中15位でギリギリ残留。34試合で71失点と守備が課題とされていた。

今シーズンもここまで9試合で2勝3分4敗、16失点を喫しているが、前節マルセイユ戦で6失点したことが大きい。

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そのなかで、瀬古は想定外だった守備的MFでの起用でチームに安定をもたらしたと現地で評価されているようだ。

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