JFLのいわてグルージャ盛岡は28日、元日本代表DF西大伍が、2025シーズンをもって現役を引退すると発表した。
西は1987年8月28日生まれの38歳。北海道札幌市の出身で、地元のコンサドーレ札幌(当時)のアカデミーで育ち、2006年に藤田征也とともにトップチームへ昇格した。
2009年にJ2で41試合7ゴールを記録すると、アルビレックス新潟を経て、2011年に鹿島アントラーズへ加入。1年目からレギュラーを獲得し、6月には日本代表に初選出された。
その後も、Jリーグ屈指の右サイドバックとして活躍。鹿島では、クラブ悲願のACL優勝に貢献するなど数々のタイトルを獲得し、その後移籍したヴィッセル神戸と浦和レッズでも天皇杯優勝を果たした。
2022年1月、契約満了により浦和を退団。札幌へ復帰するも怪我などでなかなか出場機会を得られず、2023年8月からいわてグルージャ盛岡でプレーしていた。
以下は今季限りでの現役引退を決断した西のコメント。
「今シーズン限りで現役を辞めることを決めました。20年間たくさんの愛をありがとうございました。
今シーズン残りの試合をプロとして全うします。20時から自身のYouTubeチャンネルにて少し話します」
JFLで現在9位と、1年でのJリーグ復帰の可能性がなくなったいわてグルージャ盛岡。次戦は11月1日(土)、ブリオベッカ浦安・市川とホームで対戦する。