J2の水戸ホーリーホックは27日、ジット株式会社と、新たにオフィシャルパートナー(ゴールドパートナー)契約を締結したと発表した。

今季J2で堂々の昇格争いを展開している水戸。週末26日に行われた第34節の北海道コンサドーレ札幌戦では、先日のU-20ワールドカップで活躍したU-20日本代表MF齋藤俊輔のゴールによりアウェイで1-0の勝利を収め、首位を奪還した。

悲願のJ1初昇格に向けて着実に前進しているなか、クラブはピッチ外でも結果を残しているようだ。今回、ジットとの新規パートナー契約を締結した。

実はジットは、同じJ2に所属するヴァンフォーレ甲府とつながりのあった企業。山梨県南アルプス市に本社を置く縁で、長くパートナー契約を結び、一時はユニフォームスポンサーも務めた。

また、甲府のホームスタジアムである山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場は現在、彼らのネーミングライツにより「JITリサイクルインクスタジアム」の愛称で知られている。

ただ、現在甲府のスポンサー企業に彼らの名前はなく、その中で今回、水戸との契約が発表された形となる。ジットの代表取締役社長を務める石坂幸太郎氏のコメントは以下の通り。

「ジット株式会社は、山梨および東京本社を拠点に、全国5か所の営業所を展開しています。

主力事業であるリサイクルインクカートリッジの製造・販売を通じて、全国26,000か所以上から使用済みカートリッジの回収を実施し、年間1,927トンのCO₂排出抑制に貢献しています。

このたび、水戸ホーリーホックのオフィシャルパートナーとして参画させていただくこととなりました。

地域に根ざしたクラブの活動理念に強く共感しており、今後は弊社も共に全国へ向けてさらなる飛躍を目指してまいります。

サポーターの皆さまと共に、水戸ホーリーホックのJリーグでのさらなる活躍、そして様々な場面での飛躍を応援いたします。

夢や目標を多くの皆さまと共有し、未来へ羽ばたけることを心より楽しみにしています!」

契約期間は2025年11月1日から。今後はゴールドパートナーとしてピッチ看板(ゴール裏2列目)に広告が掲出される。

ちなみに、ジットが山梨県と結んでいる小瀬スポーツ公園陸上競技場のネーミングライツ契約は、2026年2月28日まで。今回の水戸との契約はこちらにも影響しそうだ。

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水戸ホーリーホックは次節、11月2日(土)に、ヴァンフォーレ甲府とJITリサイクルインクスタジアムで対戦する。

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