サッカー界最高の名監督といえば誰が思い浮かぶだろうか。

長年プレミアリーグを観てきたサッカーファンであれば、名門マンチェスター・ユナイテッドを長年率いてきたサー・アレックス・ファーガソンがその一人であることに異論はないだろう。

しかしながら、多くの“2世サッカー選手”が上手くいかないように、名将ファーガソンといえども、自身の子供に監督としての才覚を引き継ぐことは難しかったようだ。

イギリス紙『The Sun』は25日、ファーガソンの息子として知られるダレン・ファーガソンが3部ピーターバラ・ユナイテッドの監督を解任されたと報じた。

選手時代、ユナイテッドやウルヴァーハンプトンなどで活躍したダレンは、現役晩年にピーターバラで選手として在籍。引退後も同クラブで監督として長年キャリアを積み重ね、2023年にはピーターバラで3度目の監督復帰を果たしていた。

しかしながら、今季ピーターバラはリーグ戦13試合でわずか3勝に留まり、リーグ最下位と低迷していた。

同クラブの会長であるダラー・マカンソニー氏は、解任に際して以下のような声明を出している。

「今日の試合後、ダレン・ファーガソンとの契約を解除することを決断しました。決して軽々しく下した決断ではありませんが、この決断はクラブにとって正しいものだと考えています。私にとって彼はクラブ史上最高の監督であり、これからもずっと私の家族、そしてクラブの家族の一員だと思っています。

(中略)彼がもう監督ではなくなったことにとても悲しんでいるし、人生やサッカーについて交わす日々の会話も恋しくなると思います。彼と、彼を驚くほど支えてくれる家族に、愛と尊敬、そして未来の幸せを心から願っています。

今シーズンは我々の偉大なサッカークラブにとってあらゆる面で挑戦的なシーズンでした。再び出発し、リフレッシュして、ピッチ内外でのあらゆる面で新たな成長期に入る時が来ました。良い時も悪い時も私たちを支え続けてくれる素晴らしいサポーターの皆さんに感謝します。

今日もまた厳しい一日でしたが、月曜日からは立ち直り、前進していきます。レジェンド、さようなら。ありがとう!」

残念な結果に終わったものの、ダレンはピーターバラで4回も監督を務め、数多くの試合を指揮してきた。

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クラブに愛された指揮官であったことは、上述のコメントからも明らかだろう。

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