イングランド2部リーグのコヴェントリーでプレーする坂元達裕。
今月で29歳になった坂元は、日本代表経験もある技巧派レフティだ。
前橋育英高校、東洋大学を経て、モンテディオ山形とセレッソ大阪で活躍すると、2022年から海外でプレーしてきた。2021年に森保一監督のもとで代表デビューを果たすも、同年以降は代表から遠ざかっている。
その坂元は、4-2-3-1システムのコヴェントリーで右サイドハーフとしてレギュラー起用されている。25日の第12節ワトフォード戦では1ゴール1アシストの活躍を見せた。
前半3分、右サイドから持ち込むと、左足のクロスで味方の先制点をアシスト。前半43分にはゴール前でボールを拾うと、ペナルティエリア外から鋭いシュートを叩き込んでみせた。
坂元の活躍により、コヴェントリーは3-1で勝利。チームは開幕から12試合で8勝4分といまだ無敗でリーグ首位に立っている。
『Coventry Telegraph』は「最初から右サイドで本物の脅威になっており、開始3分にクロスで先制点をアシスト。低いシュートでチーム3点目となる得点も叩き出した」として、坂元に8点の高評価を与えていた。
また、『Border Telegraph』などによれば、フランク・ランパード監督も「あのクロスは素晴らしかった。タツ(坂元)のゴールの内容。つまりボールを奪って、素早く得点する…。我々はチームとしてうまく機能している」と讃えていたそう。
47歳のランパード監督は、現役時代はイングランド代表として活躍した元スター選手でもある。イングランド代表史上8位タイとなる通算106試合に出場したほか、強豪チェルシーではクラブ史上最多となる通算211ゴールを記録したレジェンドだ。