MLS(アメリカ1部)のロサンゼルスFCは24日、韓国の大手総合エンターテインメント企業である『HYBE』とパートナーシップを結んだと発表した。
同クラブには韓国代表FWソン・フンミンが所属しており、HYBEとMLSのチームによるパートナーシップは今回が史上初めてのケースとなる。
また、29日に行われるMLSカップ・プレーオフ初戦のホームゲームでは、このパートナーシップを記念して、K-POPとロサンゼルスFCがコラボしたファンアクティベーション(祝祭イベント)を開催するという。
同イベントでは、ロサンゼルスの人気韓国料理店がスタジアムグルメを提供。HYBE所属アーティストの楽曲に合わせたライトショーが実施される。
ロサンゼルスFCは「スタジアム全体をK-POPの熱狂で満たし、HYBEブランドを象徴する没入型ファンエンゲージメントをサポーターが体験できる」と発表した。
HYBEは2021年3月に『Big Hitエンターテインメント』からブランド変更を行って誕生した企業で、複数の子会社を傘下に置きながら多くの人気K-POPアーティストのマネジメントを行っている。
同社にはBTSを筆頭に、TOMORROW X TOGETHER(TXT)、SEVENTEEN、ENHYPEN、LE SSERAFIM、ILLITなど日本でも人気のアーティストが所属している。
ロサンゼルスFCは韓国代表のスター選手であるソンが所属している他にも、実はK-POPとのつながりは深い。
ロサンゼルスFCがホームスタジアムとして使用しているBMOスタジアムは、過去にBTSのメンバーJ-HOPEやTXT、SEVENTEEN、ENHYPENがコンサートを開催した。
ロサンゼルスはアメリカ国内で最大規模のコリアンタウンがあることから、K-POPアーティストのアメリカ公演の会場として頻繁に使用されている。ソンの獲得や今回のパートナーシップは、ロサンゼルスの地域的特性を踏まえたマーケティングだ。
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HYBEアメリカ会長のアイザック・リー氏は「ロサンゼルスが持つ多様性と豊かな韓国文化の伝統が、HYBEがMLSと初めてコラボするパートナーとして完璧でした。ロサンゼルスのファンとの絆を深められることをこの上なくうれしく思います」とコメントした。
韓国では、今後ソンとHYBE所属アーティストのコラボ企画などに期待が高まっている。