童顔で頼りなさげな風貌、そして時折犯す“ポカ”が印象に残りがちだが、神がかり的なセーブとシーズンを通した安定感で不動の守護神となった25歳。

所属するラツィオでは2007年の加入当初、EU外枠のため一旦レンタルに出されることになったカリーソの代役という趣が強く、1－5の大敗を喫したミラン戦でミスを連発してからは信頼を完全に失い、当時43歳のバロッタにスタメンを奪われてしまうという失意の1年目を送った。しかし、そこから立ち直り、翌シーズンはカリーソとのポジション争いに勝利。その後も正GKとして着実に成長し、2009年のコッパ・イタリア制覇にも大きく貢献した。ウルグアイ代表でも、南アフリカW杯予選終盤にベテランのカスティージョをベンチへ追いやると、本大会では全7試合にフル出場。久々にベスト4へ進出したチームで存在感を見せた。

来年期限を迎えるラツィオとの契約の延長交渉が不発に終わったため、アルバニア代表MFサナとのトレードでガラタサライへ移籍することが決定的となっている。