ユヴェントス FC
| 創立 | 1897年 | 
|---|---|
| ホームタウン | トリノ | 
| 本拠地 | スタディオ・オリンピコ (25,442人収容) | 
| 監督 | ルイジ・デル・ネーリ | 
| 昨シーズンの成績 | 16勝7分15敗 7位 | 
![]()  | 
| OUT | |
|---|---|
| アントニオ・キメンティ | 引退 | 
| マルティン・カセレス | バルセロナ (ESP) | 
| ファビオ・カンナヴァーロ | アル・アハリ (UAE) | 
| ジョナタン・ゼビナ | ブレッシャ | 
| クリスティアン・ポウルセン | リヴァプール (ENG) | 
| アントニオ・カンドレーヴァ | パルマ | 
| アルビン・エクダル | ボローニャ | 
| マウロ・ヘルマン・カモラネージ | シュトゥットガルト (GER) | 
| セバスティアン・ジョヴィンコ | パルマ | 
| ジエゴ | ヴォルフスブルク (GER) | 
| ダヴィド・トレゼゲ | エルクレス (ESP) | 
| ミケーレ・パオルッチ | シエナ | 
| IN | |
| マルコ・ストラーリ | サンプドリア | 
| レオナルド・ボヌッチ | バーリ | 
| レアンドロ・リナウド | ナポリ | 
| アルマン・トラオレ | アーセナル (ENG) | 
| マルコ・モッタ | ローマ | 
| ミロシュ・クラシッチ | CSKAモスクワ (RUS) | 
| ホルヘ・マルティネス | カターニア | 
| シモーネ・ペペ | ウディネーゼ | 
| ダビデ・ランツァファーメ | パルマ | 
| アルベルト・アクイラーニ | リヴァプール (ENG) | 
| ファビオ・クアリャレッラ | ナポリ | 
 2009-2010シーズンを7位という惨めな成績で終えたユヴェントス。これを受けて首脳陣は刷新を敢行した。会長はアンドレア・アニェッリに代わり、新監督にはサンプドリアを率いていたルイージ・デル・ネーリを招聘。さらにはGMのポジションに敏腕ジュゼッペ・マロッタを連れてきた。これだけでも昨シーズンのチームとは大きく変わることが予想できたが、それは夏のメルカートの結果を見れば明らかだ。マロッタはデル・ネーリが好む4-4-2に最適な人材を集めるため、精力的な動きを見せた。
まずDF陣だが、マロッタが手を付けたのは、中東の地へ去って行ったファビオ・カンナヴァーロの穴。これを埋めるため目を付けた選手は、バーリで評価を高めたレオナルド・ボヌッチ。キエッリーニとボヌッチのコンビは、プランデッリ率いるアッズーリでもレギュラーコンビとして起用されている。話を戻すとセンターバックのバックアップ要因にナポリのリナウド。両サイドバックにはローマからマルコ・モッタとアーセナルからアルマン・トラオレを補強した。
次にMFに目を移すと、最大の新戦力として真っ先に挙げられるのは、セルビア代表のミロシュ・クラシッチだろう。多くのビッグクラブが彼の獲得を熱望していたが、クラッシッチを獲得できたのはマロッタの手腕によるところが大きい。5節のカリアリ戦でハットトリックを決めるなど、既に結果を出しており今夏最大のヒットだ。そのクラシッチ以外にもイタリア代表のペーペ、カターニアからホルヘ・マルティネス、リヴァプールからアクイラーニを獲得し、質量ともに大きく向上した。
最後にFW陣、既に頭数は揃っていたが、トレゼゲがユヴェントスを離れ、ボッリエッロの獲得が叶わなかったため、クアリャレッラを獲得した。
これだけの入れ替わりが行われ、ユヴェントスは大きな変化を迎えようとしている。長くチームを支えてきた、トレゼゲ、カモラネージ、ゼビナがチームを離れ、昨シーズンは攻撃陣の中心として活躍したジエゴも去った。
チームにメスを入れて臨んだ今シーズンのリーグ戦は、6節まで終えた現在2勝2分2敗で中位に甘んじているが、10月3日に行われた王者インテルとのデルビー・ディ・イタリアでは敵地で互角の戦いを繰り広げスコアレスドローに持ち込んでいる。徐々にではあるがデル・ネーリの戦術が浸透し、チームは上昇気流に乗ってきている。成長途上にあるチームだけにスクデットは難しいかもしれないが、シーズン終了時には最低でもCL出場権内は確保したいところだ。ELの舞台で戦うユヴェントスをティフォージは望んでいない。
				


 