ジェノア CFC
| 創立 | 1893年 |
|---|---|
| ホームタウン | ジェノヴァ |
| 本拠地 | スタディオ・ルイジ・フェラーリス (35,599人収容) |
| 監督 | ジャン・ピエロ・ガスペリーニ |
| 昨シーズンの成績 | 14勝8分15敗 9位 |
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| OUT | |
|---|---|
| イヴァン・ファティッチ | チェゼーナ |
| ロベルト・アックアフレスカ | カリアリ |
| サルヴァトーレ・ボッケッティ | ルビン・カザン (RUS) |
| リッカルド・メッジョリーニ | バーリ |
| ソクラティス・パパスタソプーロス | ミラン |
| マルコ・アメーリア | ミラン |
| アンドレア・エスポージト | ボローニャ |
| ダビド・スアソ | インテル |
| IN | |
| カハベール・カラーゼ | ミラン |
| ルカ・トーニ | バイエルン |
| ラフィーニャ | シャルケ |
| ミゲウ・ヴェローゾ | スポルティング |
| チコ | アルメリア (ESP) |
| フランコ・スクリーニ | ホッフェンハイム (GER) |
| フランチェスコ・モデスト | ボローニャ |
| ジャンマルコ・ジゴーニ | ミラン |
| エドゥアルド | ブラガ (POR) |
| アンドレア・ラノッキア | バーリ |
| マッティア・デストロ | インテル |
セリエAで最も野心的なクラブは、今夏も積極的な移籍に取りくんだ。イタリアへの正式復帰を果たすトーニ、ブンデスリーガ最高の右SBと賞賛されたラフィーニャ、ポルトガル代表正GKのエドゥアルド、ポルトガル代表MFミゲウ・ヴェローゾなど、注目選手を次々とハントし、目標であるチャンピオンズリーグへの強い意欲を示した。また、ミランとの間でも複数名のトレードを締結。ボアテンクのレンタル移籍に加え、パパフタソプーロス、アメーリアを譲り渡し、多くの移籍金とカラーゼを手に入れた。そして注目されているのは、インテルユースでゴールを量産したデストロ。トーニの影に隠れて出場機会をあまり得られていないが、ジェノアというチームの特性を考えると、今後も継続して出番を得られるであろう。
ジェノアが大型補強に踏み切ったのは、昨季のサンプドリアの躍進があったからに他ならない。ジェノアはセリエA昇格後は野心的なクラブとして残留ありきではなく、欧州での活躍も目指すクラブへと成長した。同じ街のライバルであるサンプドリアよりも目立った成績を残してきたが、昨季は宿敵の後塵を拝すどころか、目標としていたチャンピオンズリーグ出場権をサンプドリアに奪われてしまった。今季は是が非でも宿敵よりも上の順位で終えたいとプレツィオージ会長は考えているであろう。
今季もガスペリーニ監督は3-4-3と4-3-3を使い分けたサッカーを披露している。システムを試合によって組み替える監督は多いのだが、ガスペリーニのサッカーは試合展開や選手交代によって臨機応変にシステムを変える異例のスタイル。試合中にどのフォーメーションかわからなくなるほどポジションの入れ替えが激しく、3バックは隙を見ては組み立てや攻撃に加わるなど、攻撃的なサッカーは見る者を魅了してくれる。SB、WB、WGの選手達はサイドを関係なく起用される事も多く、ブンデスリーガ最高と呼ばれていたラフィーニャであっても、選手起用などで左WBを務めさせられている。しかし、守備は決してソリッドであるとは言えず、ノーガードで撃ちあう試合展開になることも多く、数多くの名勝負が生まれてきた。6節を終了して2勝2分2敗の7位タイ。強豪チームが眠る隙に少しでも順位を上げたい所だ。



